+円形脱毛症

円形脱毛症

円形脱毛症

いわゆる「円形のはげ」と言われる疾患です。

自覚症状などが何も無く、ある日突然、頭に丸い脱毛斑が生じる疾患です。

場所は1ヶ所とは限らず、多発することもあります。時には頭全体の毛が抜けたり、全身の毛が抜けたりすることもあります。 原因はまだはっきりとはわかっていません。しかし、成長期にある毛包(毛根を包む組織)がリンパ球等の免疫細胞の攻撃を受けて壊されてしまう様子が報告されており、毛包を標的にした自己免疫疾患との関連も指摘されています。

かつては、精神的ストレスが主な原因と考えられていました。確かに何らかのストレスがかかった時に脱毛が始まる人もおられます。しかし、実際にストレスと関係無く発症する方が多いのも実状です。

円形脱毛症の頻度は人口の1~2%と推測され、男女差は見られません。

脱毛斑の少ない場合は、ほとんどが自然に治ります。しかし、広い範囲で抜けているケースほど脱毛は長引き、数年以上にわたって続くこともあります。

ただし、たとえ何年も脱毛が続いても、毛包の元の細胞(幹細胞)は残っていますので、治療がうまく効を奏すれば、毛髪は戻ってきますし、時には自然の経過で生えてくることもあります。つまり、免疫細胞の炎症が抑えられさえすれば、成長期の毛包は回復が期待できます。 病気が始まってからの期間と病気の勢い、脱毛面積などに応じて決められます。ステロイドなどの外用療法やグリチルリチンなどの内服療法、紫外線療法、ステロイドの局所注射、脱毛部を液体窒素で冷却する方法、ステロイドの内服療法などを組み合わせます。