更年期症候群とは

閉経を迎える前後10年間に起こるさまざまな症状です。

代表的な症状は、動悸、体のほてりやのぼせ、イライラなどですが、その他にも不眠や集中力低下などもあります。

一般的な閉経年齢は50代と言われています。個人差があるため、人によっては45歳から更年期症候群の症状が現れることもあれば、50代に入り症状がひどくなることもあります。

からだ全体のバランスを整えて更年期障害に対処

漢方薬で気・血・水を正常化

気とは、目に見えないもので、人が活動するために必要とするエネルギー(元気・生命力など)をさします。気は通常、頭から手足の方に向かって流れていますが、この流れが逆流してしまうと、のぼせ、めまい、頭痛、イライラなどの症状が現れます。また、この気の流れがスムーズにいかなかったり、十分な量の気がない状態でもさまざまなからだの不調が現れます。

水とは、血液以外の体内にある水分(リンパ液、涙など)をさします。
水は通常、からだのいたるところに必要な量が存在していますが、ある部分に偏って存在することによって、めまい、むくみなどの症状が現れます。

血とは、血液やその流れのことをさします。血液の流れがスムーズにいかなかったり、その量や機能が不足してしまうことによって、冷え症、頭痛、肩こり、疲労倦怠感などの症状が現れます。

この処方は、「血(けつ)」の不足から「気」が余り、たまった「気」が熱に変わってさまざまな症状を引き起こしている方に向いた処方です。